酒を飲んで車を運転したとして、山梨県警は28日、組織犯罪対策課の巡査部長、若林光容疑者(31)=同県甲斐市西八幡=を道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで現行犯逮捕し、発表した。容疑を認めているという。
山梨県は昨年1年間に起きた人口10万人あたりの飲酒事故件数が全国ワースト2位で、県警は取り締まりを強化していた。
県警によると、若林容疑者は28日午前0時ごろ、同県甲斐市万才で軽乗用車を運転中、県道左側の住宅フェンスや電柱に衝突。近くの住民からの110番通報を受けて調べたところ、若林容疑者の呼気から基準値を超えるアルコールが検出されたため現行犯逮捕した。「同僚の警察官数人と甲府市内の飲食店で酒を飲んでいた」と供述しているという。同乗者はいなかった。
小林仁志・県警首席監察官は「誠に遺憾。厳正に処分し、再発防止を図るとともに信頼回復に努める」とコメントした。