無免許運転をしたとして道交法違反の罪に問われたお笑いコンビ「ベイビーギャング」の北見寛明被告(32)の判決が28日、東京地裁であった。田中結花(ゆうか)裁判官は「常習的で悪質。交通規範意識に相当問題がある」と述べ、懲役4カ月(求刑懲役7カ月)の実刑を言い渡した。
「ベイビーギャング」はよしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属し、北見被告は「イケメン芸人」としてバラエティー番組などに出演していた。同社は事件発覚後、北見被告との所属関係を解消した。北見被告はこの日の公判で、「相方や家族、ファンの皆さんを裏切り、心から反省しています」と述べた。
判決によると、北見被告は1月22日未明、無免許で東京都杉並区の道路で乗用車を運転した。北見被告は2013年にも同法違反で有罪判決を受け、執行猶予期間中の犯行だった。発覚時には警視庁に他人の名前を名乗るなどしたという。
北見被告は所属事務所に報告しておらず、前回の公判を傍聴していた裁判傍聴芸人の阿曽山大噴火さんがラジオ番組で裁判について報告して発覚。同社は北見被告から事情を聴き、今月15日付で所属関係を解消した。(塩入彩)