「くまモン」の生みの親で熊本県出身の放送作家、小山薫堂さんが、ふるさとを応援するメッセージ映像を制作した。1日午後8時53分から地元・熊本の四つの民放テレビ局が同時放送し、その後はラジオ局などでも放送する。
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小山さんのフェイスブックなどによると、メッセージ映像は60秒。2010年のNHK紅白歌合戦で、人気アイドルグループ「嵐」の特別企画のために小山さんが作詞した「ふるさと」という曲が使われる。小山さんは当時、自分のふるさとである熊本に心を寄せて歌詞を書いたという。
今回の地震を受け、小山さんは嵐が所属するジャニーズ事務所に協力を依頼。この曲を使ったメッセージ映像を制作したところ、熊本朝日放送など四つの地元民放テレビ局で、1日午後8時53分から一斉に放送されることが決まった。
小山さんは「こんな時だからこそ、みんな一緒に!メディアが一丸となる姿勢が、熊本のみなさんの勇気の支えになりますように!」とコメントしている。
一斉放送の後には、五つの地元ラジオ局でもメッセージが放送されるという。
くまモンは2010年、翌年の九州新幹線全線開通を控えた観光キャンペーンのアドバイザーになった小山さんの発案で誕生。アートディレクター水野学さんがデザインした。(塩入彩)