先週末、雪が降った中国北方エリアの人々は、真っ白な雪の中ではしゃぎまわり、南方エリアの人々を羨ましがらせた。また、ネット上では、「雪が積もった地面に5元(1元は約15.8円)で字を書きます」というサービスが登場。南方エリアの人々が続々とそのサービスを利用し、友達への祝福メッセージや名前を北方エリアの雪が積もる地面に刻んだ。揚子晩報が報じた。
雪が積もった地面に書かれた「哈爾浜(ハルビン)」の文字(撮影・焦洋)。
雪にメッセージを代筆、写真や動画撮影も込みのトータルサービスが人気
様々なショッピングサイトで、「雪にメッセージを代筆」を打ち出しているショップのほとんどは北方エリアの都市にあり、「南方エリアの人の代わりに雪にメッセージを書いたり、雪玉や雪だるまを作ったり、雪合戦をしたり、告白のメッセージを書いたりします。料金は基本タイプ3文字以内2元、動画撮影付きはプラス3元、特注タイプは3文字以内10元で動画撮影付き、線書きイラストは3元。絵は美術スタッフがデザインして描きます。場所も雪景色を選ぶ専門スタッフが郊外に行って探します」と、きめ細やかなサービスを宣伝しているショップもある。
カスタマーサービススタッフは取材に対して、「当ショップのメインは別の商品。『雪にメッセージを代筆』は、毎年、冬限定のサービス。ほとんどの注文が名前と時間で、祝福のメッセージや告白のメッセージの注文もある。事業者は、景色や字体にこだわり、それを写真や動画撮影とセットにするサービスも提供している。現在、新鮮味に溢れ、個性的なプレゼントが人気になっており、値段は高くなくとも、南方エリアの人々が家族や友人に、雪に書いたメッセージをプレゼントすると、気持ちがこもっていて、特別感もある」と説明した。
カスタマーサービスによると、「雪にメッセージを代筆」の昨年の注文数は100件以上で、今年も注文が少なくないという。
定期的に「おはよう」、「おやすみ」を送ってくれるサービスも人気に
「雪にメッセージを代筆」というオンラインサービスは、実際のモノを購入するわけではなく、一種の「オンライン上での挨拶」を購入できるサービスだ。
オンラインショップを見てみると、特定の季節や祝祭日に合わせた「メッセージ送信代行」のほか、「おはよう」や「おやすみ」など、日常的な挨拶メッセージの送信代行などのサービスもあり、価格は数元のものから数十元のものまである。そのほとんどは20元以内だ。