元の場所で営業を再開した居酒屋「もぐり漁師の店・天草海士宴」=1日、熊本市中央区花畑町、板倉大地撮影
熊本地震で甚大な被害を受けた地域では、多くの住民が避難所や車で寝泊まりする中、「わがまちのために」と電気や水道、ガスの復旧を待たずに仕事を始めた人たちがいる。
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熊本地震 災害時の生活情報
熊本市中央区花畑町のビル地下1階にある居酒屋「もぐり漁師の店・天草海士(かいし)宴」は4月14日午後9時26分に起きた「前震」後、店を休んでいない。
店の売りは店主の稲尾賢一さん(58)が地元熊本県天草の苓北町で潜って取った新鮮な魚介類。近くでラーメン店を営む長女の政子さん(28)によると、運んだ魚を店の水槽に移している時に地震が発生し、皿やグラスは割れて床に散乱した。