庄内緑地で捕獲されたカミツキガメ(なごや生物多様性センター提供)
名古屋市西区の公園「庄内緑地」で4日、特定外来生物に指定されているカミツキガメ1匹が見つかった。警察署員が捕獲し、同市環境局なごや生物多様性センターに引き渡された。センターの担当者は「強い力でかむことがあり危険。見つけたら近づかずに警察か市に連絡してほしい」と注意を呼びかけている。
同センターによると、カメは体長約35センチ、重さ約10キロ。国内で捕獲されるカミツキガメの中ではかなり大きいという。
庄内緑地内にある「ガマ池」西側の園路にいたところを4日朝、通りかかった人が見つけ、通報した。けが人はなかった。
北米などに生息するカミツキガメは、生態系などに被害を及ぼす恐れがあるとして、外来生物法で飼育や輸入、放流が禁止されている。