一連の地震で、余震への不安から夜の間だけ避難を希望する被災者に対し、熊本市が地域のコミュニティセンター(集会所)などを避難所として用意する方針を決めた。市への取材でわかった。余震を恐れる避難者が多く、臨床心理士や精神科医によるカウンセリングも検討している。
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熊本地震 災害時の生活情報
市は2日から、避難者を対象に、生活再建に向けた意向調査を実施。その際、自宅に帰れるものの「夜が来ると、余震が来ないか不安で眠れない」などの声が相次いだという。市は、避難所を18カ所に統合したい考えだが、車を運転できない高齢者らも多い。このため自宅近くのコミュニティーセンターや公民館を、昼は業務に使い、夜だけ避難所として活用するという。