富士重工業は「スバル」ブランドで自動車を売ってきた。来春から社名も「SUBARU」になる
富士重工業は12日、来年4月1日に会社名を「SUBARU(スバル)」に変えると発表した。製造・販売する自動車のブランド名と同じになる。この日開いた取締役会で決めた。
会社の前身の旧中島飛行機は1917年の創業で、来年100年を迎えるのを機に、知名度の高いスバルブランドを社名にすることにした。自動車事業により力を入れていく姿勢を鮮明にしたとみられる。
富士重は今年度、スバル車の世界販売が初の100万台の大台に乗る計画を立てている。他社に先駆けて導入した運転支援システム「アイサイト」などの独自技術への評価も高まっており、近年は、米国などでスバル車の品薄が続くなど好調を続けている。