記者会見する舛添要一・東京都知事=13日午後2時22分、東京都新宿区の都庁、西畑志朗撮影
東京都の舛添要一知事が13日に記者会見した際の、主なやり取りは次の通り。
舛添都知事、45万円分を返金へ「私的な支出誤り計上」
舛添知事、飲食費など「返金したい」 知事職続行の意向
天ぷら屋は返金、回転ずし店は 舛添知事会見の冒頭説明
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――政治資金の収支報告書を訂正・削除し返金する。政治家としての責任をどう考えるか。
「(週刊誌報道で)指摘された点は、報告した通り。しかし、こういう疑惑をもたれるということは政治家として恥ずかしい。深く反省し、二度とこのようなことがないようにする。都民のために今まで以上に働き、東京を世界一の街にする。そのために全身全霊で打ち込みたい」
――私的な会食が誤って政治活動として記載されたのは、会計責任者のミスとの説明だった。どういう事務作業なのか。
「私はどんな買い物をしても領収書をもらう。分かりやすく言うと、箱が二つある。政治活動のために使う文具などは、政治資金から出る。個人の金は、例えば30万円とかプールしておいて、(支出は)そこから出す。そうすると、会計責任者は両方の領収書を処理する。政治活動の領収書ならば、政治団体の判子を押すという形。政治資金の箱と私個人の箱をやり取りする作業。人間なので100%ミスがないということはない。ミスがなるべく起きないシステムに変えたい」
――自宅近くの飲食店によると、知事に白紙の領収書を渡したという証言がある。事実関係は。
「白紙というのは、宛名がないということ。金額が入っていないことはない」
――ホテルの費用は、家族と泊まった部屋で会議をしていたということか。
「2014年1月2日は、数日後に知事選に手を挙げた。ただ、正月休みで子どもたちに(旅行を)約束していた。会議が1時間だったか2時間だったかははっきりしないが、公約はこうしよう、推薦してくれる政党との関係はこうしよう、と。13年の正月は、2週間くらい前に総選挙で大惨敗し、その敗戦処理をしないといけなかった。政治活動のつもりだが、誤解を招いたので記載を訂正して返金する」
――都知事の職は続けるのか。