記者会見する舛添要一・東京都知事=13日午後、東京都新宿区の都庁、西畑志朗撮影
東京都の舛添要一知事が13日の記者会見で、冒頭に説明した内容の要旨は次の通り。
舛添都知事、45万円分を返金へ「私的な支出誤り計上」
舛添知事、飲食費など「返金したい」 知事職続行の意向
「更に徳を積んで努力したい」 舛添知事会見の一問一答
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今回このようなご懸念をいただいていることは不徳の致すところで、心からおわびを申し上げます。みなさんからご意見をいただいていることに関しても真摯(しんし)に受け止め、今後の政治活動や都政運営にあたってしっかり心がけてまいりたい。
まずホテルの会議費用について。(資金管理団体の)グローバルネットワーク研究会(解散)の平成25年1月3日23万7755円、26年1月2日13万3345円の各支出については、いずれもホテル内の宿泊していた部屋において事務所関係らと会議をしている。
平成25年については、直前の総選挙の総括、それから参院対応について、26年については、直後に出馬表明をすることになった都知事選への対応について会議を行っている。
ただ、家族と宿泊していたことから、ご懸念を招いたことについては反省している。今後同様の状況があるとしたら、誤解を招かぬように、別途部屋を借りるなどしたい。この2点については収支報告書の訂正削除をして返金することにした。
次に飲食代。まずイタリア料理店について、平成25年に研究会で3件、26年に(政治団体の)泰山会で1件の飲食代について指摘されている。世田谷区の自宅近くにある飲食店での飲食代であることから、家族とのプライベートな会食の支出ではないかとの指摘。確かに家族も利用しているのは事実。他方で、政治団体の事務所の近くでもある。打ち合わせなどに便利なことから事務所関係者の会合でも使っている。