サッカーのイングランド・プレミアリーグで15日、マンチェスター・ユナイテッドとボーンマスの試合の開始直前に不審物が見つかり、グラウンドを調べる捜索犬=ロイター
サッカーのイングランド1部リーグ今季最終戦マンチェスター・ユナイテッド(マンU)―ボーンマス戦が15日、スタジアム内で爆弾に酷似した不審物が見つかったため、中止となった。不審物は最終的に爆発物を探す犬の訓練用の模擬爆弾とわかったが、英中部マンチェスターの警察当局の爆弾処理班が出動して対応する騒ぎとなった。
マンU本拠、不審物で観客避難 当局が爆破処理
警察当局やマンUによると、不審物が見つかったのはマンUの本拠スタジアム・オールドトラッフォードのトイレ。試合は現地午後3時から始まる予定だったが、通報があって警察が調べたところ、形が爆弾に似ていたため、観客をスタジアムから退避させた。マンUは警察当局と相談の上、観客の安全を考慮して中止を決めた。その後の調べで民間会社がスタジアムで行った犬の訓練の際に使った練習機材を置き忘れたもので、爆発の危険性はないことがわかった。
中止になった試合は17日に同会場で行われる。(ロンドン=河野正樹)