定例会見に臨む舛添要一・東京都知事=20日午後2時3分、東京都新宿区の都庁、林敏行撮影
舛添要一知事の定例記者会見での主なやり取りは以下の通り。
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「週刊誌の指摘について、13日の会見で説明したが、わかりにくい、信じがたい、という声があったことを真摯(しんし)に受け止める。他の支出についても指摘があり、公正な目で見ていただく必要があるので、政治資金に精通された弁護士などに政治資金収支報告書を見ていただくことにした。現在、複数の弁護士に受けてもらえるよう、依頼している。改めるべきところがあれば改めたい」
――第三者に調査を依頼するとのことだが、今日、自分の言葉で説明しないのか。
「一連のプロセスで、私自身が信頼を失っている。厳しい第三者の目で、専門家の目で調べてもらった方がいいと判断した」
――収支報告書を見ると、多数の美術品を買っている。美術品で、どんな政治成果を上げたのか。
「その前に、どういう内容かを精査したほうがいい。厳しい第三者の目で見てもらうことがいい」
――政治資金の問題をめぐり、6千件を超える意見が都庁に寄せられている。
「大変厳しいご指摘をいただいている。改めておわびする」
――調査はいつごろまでに終えるのか。
「今申し上げられるのはできるだけ早くということ。2、3カ月もかけて、ということではない。6月1日から都議会が始まるので、都議会に迷惑をかけないように、可及的速やかにやりたい」