旧ライブドアの粉飾決算事件で株価が急落して損害を受けたとして、個人株主の男性が堀江貴文元社長ら旧経営陣4人に計約1億7千万円の損害賠償を求めた訴訟は、東京高裁(奥田正昭裁判長)で和解が成立した。24日付。男性の代理人によると、堀江元社長らが9千万円を支払う内容だという。
昨年11月の一審・東京地裁判決によると、男性はライブドア株25万株を購入したが、東京地検特捜部が同社を強制捜査し、株価が急落した。判決は、有価証券報告書に架空の売り上げが計上されていたことを「堀江氏らが認識していた」と認定し、4人に計約9200万円の支払いを命じた。