つり上げられ、トラックに載せられる事故車両。右上には倒れたバイクが見える=29日午後0時42分、群馬県太田市、朝日新聞社ヘリから、竹花徹朗撮影
29日午前8時35分ごろ、群馬県太田市吉沢町の国道50号の交差点で、右折しようとしていた軽乗用車に、対向してきた大型バイクが衝突し、軽乗用車が横転して炎上した。この事故で、バイクの運転手と軽乗用車に乗っていた3人の計4人が死亡した。
群馬県警によると、バイクに乗っていたのは会社員小宮治幸さん(49)=栃木県足利市鹿島町=で、胸を強く打っており、死因は大動脈損傷だった。軽乗用車は、団体職員原田典子さん(37)が運転していたとみられ、典子さんの長女で高校2年の萌乃さん(16)、典子さんの母の美知子さん(66)=いずれも太田市原宿町=が同乗していた。3人の死因は焼死とみられる。
現場は信号のない交差点で、国道は片側2車線の直線。現場近くにバイクのスリップ痕が残っており、県警は、小宮さんが軽乗用車に気付いてブレーキを掛けたが、間に合わなかったとみている。