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正社員という働き方、雇用は安定でも… 問題点を考える

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正社員は望ましい働き方?(朝日新聞デジタルのアンケート)


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先行きが不透明な世の中で、多くの人が望むのは、正社員という働き方でした。朝日新聞デジタルのアンケートへの回答では、正社員の良い点を挙げる声が多く寄せられました。一方、長時間労働など、良くない点の指摘もまた、目立ちました。正社員という働き方の問題点を、皆さんの声とともに考えていきます。


アンケート「働き方、どう変える?」


■会社移れる制度作りを 八代尚宏・昭和女子大特命教授(労働経済学)


正社員は1970~80年代に日本が高い成長率だった時代に合っていたモデルです。企業は慢性的な人手不足で、優秀な社員確保のため、長期雇用、年功賃金の制度を整えました。


しかし、今後の低成長、少子高齢化社会の下では、正社員モデルの維持は「空想的」です。年功賃金は、高賃金の中高年が増えれば、支えられなくなるでしょう。企業が正社員の雇用を不況期にも維持しようとすると、非正社員が不可欠で、その数はこれまで以上に増えるでしょう。


雇用のあり方は年金制度の影響も受けます。支給年齢が引き上げられ、企業は65歳まで雇用を継続する義務があります。平均寿命の長い日本では、豪州のように70歳までの支給年齢引き上げが不可避でしょう。しかし、70歳まで雇用を義務付けるのは不可能です。高成長が前提だった雇用モデルは崩れつつあります。


今後は年功賃金を職務給に変え、年齢ではなく、仕事を基準に賃金を支払う、同一労働同一賃金型雇用の方向に向かうべきです。正社員と非正社員の賃金格差は、年功賃金のままではなく、両方が歩み寄ることで初めて是正できます。


正社員は雇用保障の代わりに、人事面で会社の強い裁量権を認め、長時間労働や転勤に応じてきました。このような働き方は女性や高齢者には難しい。多様な働き方を認めることが、高齢化社会の基本です。


職務給へのこうした移行は、労働者にとっても良い効果があります。低成長下では、企業の倒産も増えますが、別の会社で同程度の賃金で働ければ、生活も安定します。今は会社を辞めると賃金が大きく下がってしまいます。


ただ、最初から職務給では若年層に不利です。新卒一括採用は、若年層の能力アップに有効で、その上で多様な働き方を促すには、「40歳定年制」という考え方も出ています。雇用が保障される40歳までに能力をつけ、その後は職場や仕事を選べるようにする。40歳以降でステップアップする機会も増えるでしょう。


高い能力がある中高年が会社の外に出ることで、ベンチャー企業も育ちます。年功賃金から職務給に切り替える過渡期は混乱を生むでしょうが、今後労働力が不足する社会では、働き手が様々な会社を移動できるよう透明性の高いルール作りが必要です。(聞き手・古賀大己)


■アンケートに寄せられた声は


第1回のアンケートで、正社員の問題点として多くの人が長時間労働や転勤を挙げました。


●「新卒で世界中の誰もが知っている組織に就職しました。選んだ理由は、女性の私でも定年まで安定して働けるからです。しかし、就職してみて、サービス残業やパワハラが横行しており、理想と様々なギャップがあり、何度も辞めようと思いましたが、正社員の身分を捨てるのが怖く、結局、泣き寝入りし、続けている状況です。正社員は、非正規の方が免除されている、委員会活動やサービス残業など、正直面倒なことを背負わなければならず、かなり負担がしわ寄せされている現状です。正直、定時で帰れる非正規の方がうらやましく思え、サービス残業してプライベートを削ってまで正社員の身分にしがみつく自分がむなしく思えています」(福岡県・20代女性・正社員)


●「長く製造業に従事してきましたが、前職(約10年在職)で毎月約100時間の残業が続き、身体を壊して退職しました。時間外残業代は、みなしで10時間分しか出ませんでした。ようやく体調も戻りましたが長めのブランクがあり、現在は非正規(パート)の6時間の勤務。少し時間はかかりそうですが、正社員を目指しています。今、パートで収入は少ないですが、自分の身体と時間を大事に出来る、今の働き方も気に入っています。私は仕事に前のめりになってブレーキが利かないのですが、身体を壊さない=自分を守るという意味では正社員に限らず、こんな働き方も『あり』なのかなと、考えています」(京都府・40代男性・非正規雇用)


●「正社員は長時間労働や休日出勤などにも応じなければならないが、重要な業務を任されているという責任感を持って働けることにやりがいを感じています。また、正社員で働き続けられれば、もし生涯独身でも老後の金銭面での不安は多少解消されると思います」(埼玉県・20代女性・正社員)


●「正社員だからといって入社数年では生活費を賄うだけでもギリギリの生活を強いられる。残業代も出ず、毎日帰宅は日をまたぐような生活に比べれば、自由にシフトが組め、煩わしい人間関係もない非正規のほうが楽ではないかとも思う。社会的保障が担保されないこと、クレジットカードが契約できないなど、社会的信用度を除けば、だが」(石川県・20代女性・非正規雇用)


●「私は豪州で正社員として働いています。アメリカでも正社員としてはたらいたことがあります。男性でも女性でも通常は残業はありません。だからといって、出世に影響するわけではありません。むしろ、長時間働く人は能率が悪いと思われているようです。日本でも正社員として働いたことがあります。日本では残業はあたりまえでした。外国では、残業は例外です。日本でも残業が例外であるような働き方に改善できれば子育てや家事と両立できます」(50代女性・正社員)


●「今学生です。父親が中小企業の正社員として働いています。親の話を聞く限り、やはり労働条件は厳しいようで、実際、帰ってくるのも遅いです。労働時間に制限があっても、機能しているように感じません。このままなら、将来会社員にはなりたくないです」(神奈川県・10代女性・学生)


●「正社員は夕方にパートさんが帰られた後も何時間も残業します。ひと月のサービス残業を入れた労働時間を時給に換算すると、パートさんの時給より低くなります。本当に正社員がいいのか、分かりません」(岡山県・20代女性・正社員)


●「パートが多い職場での勤務です。新卒採用で十分な経験と教育の機会が無いまま、10年近く働いています。パートさんたちは長い経験をいかし仕事をしてもらってますが、私自身は経験も浅く、労働時間でカバーするしかありません。正社員として時間ではなく、仕事の内容でパートさんと差別化したいのですが、まだまだ勉強不足で悩んでいます」(沖縄県・30代女性・正社員)


●「正社員、総合職なので合っていない職種に配置換えになると高い給料をもらっているにもかかわらず業務の質・量ともに嘱託社員を下回ることになるので肩身が狭く精神的につらいです」(東京都・30代男性・正社員)


●「子ども2人を育てながら非正規職員として18年働いています。主人の帰宅はいつも10時過ぎと遅く、正社員としては働けません。育児と家事の両立を考えると、長時間労働は不可能です。6時間勤務だが、精いっぱい働いている。若い職員より十分に知識も経験もある。見合ったボーナス、退職金、雇用の継続を切に願う」(福岡県・40代女性・非正規雇用)


●「東京へ12年も単身赴任し地元に戻る転勤を願ったが、会社からは定年退職するまで地元に戻れないと言われた。妻の健康状態が悪くなり退職し地元に戻った。正社員で給料を一定額に保つためには、会社の都合に合わせるしかないと思う」(大阪府・50代男性・その他)


●「正社員だと理不尽な異動・出向に有無を言わず対応することが正とされるらしく、なぜその異動対象者なのか、出向先でどのような業務・役割を担い、どのような人事評価をされるか、説明を求めてもまともな回答がこない。(そもそも質問すること自体がおかしいとのこと)」(東京都・40代女性・正社員)


■正社員「望ましい」77%


今回のアンケートには、30~50代を中心に、1422人の方から回答が集まりました。


正社員という働き方が望ましいかという質問には、「そう思う」「どちらかといえばそう思う」と答えた人は77・9%で、多くの方が正社員という働き方に、肯定的でした。


特に、現在正社員の人や、主婦・主夫の人で正社員が望ましいとした方は8割を超えました。


正社員の良いと思う点では、雇用の安定やボーナス・退職金があることが多く挙げられました。


また、回答の約3割はパートや派遣など非正社員の方からでした。正社員の良い点として、ボーナス・退職金を挙げた方が比較的多く、良くない点として、非正社員より優遇されているとした回答が多いのが特徴的でした。正社員と非正社員の格差については、コメントでも多くの方から不満の声が寄せられました。




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