沖縄県警は5日、米軍嘉手納基地所属の海軍兵アイメ・メヒア容疑者(21)を道路交通法違反(酒酔い運転)の疑いで現行犯逮捕し、発表した。県警によると、呼気から基準値の約6倍のアルコールが検出された。逮捕直後、「酒を飲んで運転していたが、酔ってはいない」と容疑の一部を否認したが、その後の調べで容疑を認めたという。
車の往来、Yナンバー2割 女性遺棄事件の沖縄・うるま
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元米兵の女性遺棄事件
嘉手納署によると、メヒア容疑者は4日午後11時40分ごろ、同県嘉手納町の国道で、酒に酔って正常な運転ができない状態で乗用車を運転した疑いがある。メヒア容疑者は国道を逆走し、軽乗用車2台とそれぞれ正面衝突。最初にぶつかった車の助手席にいた女性(35)が胸の骨を折る重傷を負い、別の車の男性(30)も左腕に軽いけがをしたという。
在沖米軍は、元海兵隊員で米軍属の男が逮捕された女性遺体遺棄事件を受け、5月27日から6月24日までを服喪期間として、全軍人・軍属とその家族に基地外での飲酒を禁止している。
在沖米海軍広報は、事件について「非常に残念に思い、けがをされた方々に心からお見舞い申し上げる。警察の捜査に協力している。服喪期間中に起こったことについて怒りを感じる」とコメントした。