新聞を丸めた棒を使い体操をする女性たち=14日、熊本県嘉島町、福岡亜純撮影 熊本地震の発生から2カ月。熊本県内では依然、6千人余りが避難生活を続けている。避難の長期化に伴い、心身の働きが衰える「生活不活発病」や、循環器系の疾患、脳卒中などが懸念され、各自治体は予防対策を続けている。 特集:熊本地震 ライフライン情報など 特集:あなたの街の揺れやすさを住所でチェック 熊本地震 災害時の生活情報 「棒を体の前で持って。ねじりますよー」。14日午前、避難所となっている熊本県嘉島町の町民体育館であった「健康体操」。介護福祉士のボランティアの動きに合わせて避難者たちが約30分間、腕の筋肉をほぐした。 長時間同じ姿勢で座っていることなどが原因で、発症のリスクが高まるエコノミークラス症候群(肺塞栓〈そくせん〉症など)や、生活不活発病を予防するため、町が中心となって毎日2~3回開いているプログラムの一つだ。 参加した主婦の中林悦子さん(65)は「体を動かすと気持ちよかですね」と話した。自宅は全壊。1カ月間の車中泊を経て、5月中旬からこの避難所に身を寄せる。硬い床で寝る生活は腰に響くという。「夜中でも体操するようにしていますが運動不足です」 熊本市の避難所、市総合体育館(中央区)でも、理学療法士らによる運動指導が毎日開かれている。 14日午後は避難者7人が参加した。手のひらで、太ももやふくらはぎなどをたたいてほぐす運動や、右腕と左腕で異なる動きをする「脳トレ」に挑戦。地震以降、ずっと避難所生活を続けているという女性(91)は「毎日暗い場所にいるのでうれしい。少し筋肉がついてきた」と話した。 プログラムを監修した熊本大学の都竹(つづく)茂樹教授(予防医学)は「高齢者は避難所生活が2~3カ月も続けば、筋力はみるみる落ちる。動くのがおっくうになり、悪循環に陥るのが怖い」。新潟県中越地震や東日本大震災での教訓を踏まえ「仮設住宅に移った後の孤独死も心配。気軽に、楽しく参加してもらえる仕掛けを工夫していきたい」と話す。 東日本大震災や阪神淡路大震災では時間が経過すると、被災者の間で心筋梗塞(こうそく)などの循環器疾患や脳卒中が増える傾向があったという。 避難所でエコノミークラス症候群の予防対策に取り組む橋本洋一郎・熊本市民病院首席診療部長(神経内科)によると、高血圧などの持病のある人は今後、エコノミークラス症候群に加えてこうした病気への注意を払うことも大切だ。適度な運動のほか「血圧が高い人は薬を忘れず飲み、場合によっては量を増やす。塩分を排出する効果のあるカリウムを含む野菜や果物を多めに食べてほしい」と、食生活にも注意を促す。(小河雅臣、小林舞子) |
長引く避難生活 熊本の自治体、病気予防に注力
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