JR博多駅前では、時折たたきつけるような雨が降るなか、足早に交差点を渡り家路についていた=22日午後5時2分、福岡市博多区、川津陽一撮影
九州北部の大雨は22日も激しく降り続いた。福岡や佐賀、長崎、熊本、大分、山口各県では土砂災害の危険性が高まったなどとして一時、計約22万世帯の約52万人に避難指示や勧告が出された。福岡県では田んぼの様子を見に行った高齢男性が行方不明になった。
福岡管区気象台によると、長崎市では1時間に最大82・5ミリの降水量を観測。レーダー解析では22日早朝の1時間に120ミリを超える雨が降った可能性もある。気象庁は記録的短時間大雨情報を出した。
各県のまとめでは、避難指示や勧告の対象になったのは、少なくとも長崎県10万8千世帯、25万8千人▽福岡県4万世帯、8万6千人▽熊本県3万5千世帯、8万8千人▽佐賀県2万世帯、6万1千人▽山口県9千世帯、2万2千人▽大分県4千世帯、1万1千人。