■石破茂・地方創生相
(合区は)候補者にとっても、ものすごく負担だ。むちゃくちゃ広い選挙区で、候補者本人が有権者に訴えることができないというのは、やはり私は選挙のやり方としてあんまり正しいものだと思いません。(地元の)鳥取の東から、島根の西の津和野まで、東京~名古屋に匹敵する。まして離島を含んでいるわけですから。有権者の方々に候補者の生の声を聞いて頂くのは、私は必要なことだと思っていますが、それができない。そして、有権者が候補者本人の声を聞けないということは、それは選ぶ側の主権者にとってどうなんだい、ということはあるんだろうと思います。
(合区の解消は)公約として言ってることなので、今回の選挙制度で候補者も厳しかった、有権者もつらかった、そういうような思いが冷めないうちに議論しなければいけない。合わせて、憲法改正か選挙制度を変える道なのかはともかく、衆議院、参議院の権能の発揮の仕方、二院制の妙味の発揮の仕方というのを、議論しなきゃいかんのじゃないですか。(閣議後の記者会見で)