伊東香織倉敷市長(右)に頭を下げる三菱自動車の益子修会長=1日、岡山県倉敷市役所
三菱自動車の益子修会長は1日午前、岡山県倉敷市の伊東香織市長を訪ね、燃費偽装問題で水島製作所(同市)の軽自動車生産が2カ月にわたって停止したことを謝罪した。水島での生産は4日から試験的に再開し、20日から昼の生産を通常の水準に戻す方針も伝えた。ただ、偽装発覚前の昼夜2交代の生産に戻る時期はまだ見通せない。
特集:三菱自動車の燃費偽装問題
益子会長は「地域経済にご迷惑をおかけし、申し訳ありません」と謝罪した。会談後、記者団に「水島は今後も基幹工場として維持する」と語った。
三菱自は1日から「eKワゴン」など軽2車種の販売を全国で再開した。販売停止前に受注した車は5日以降、順次納車する。
水島の生産台数の3分の2を占…