希望は「正社員」。求人情報提供端末の画面のタッチが職探しの一歩=ハローワーク名古屋東
足元の雇用はどうなっているのか。名古屋市名東区のハローワーク名古屋東で実際に仕事を探してみた。
特集:2016参院選
「求人情報提供端末」で年齢を「41」と入力し、希望条件をタッチペンで入力する。名古屋市内で事務・管理職の正社員を選択し、賃金を月額で「20万円以上」にしたら391件も該当した。欲張って「50万円以上」にしてみたら、税理士事務所や配管設計会社など14件が残った。「詳細」をクリックし無理だと悟った。会計事務所で3年以上の実務や配管製図の経験が必須条件だった。
「ストレスに耐えられるなら、今のお仕事を続けたほうがいいですよ」。ハローワーク名古屋東の藤橋真二業務担当次長(55)が言った。同所では職業相談にも乗ってくれる。
愛知労働局によると、リーマン・ショック以降、県内の有効求人倍率はほぼ右肩上がり。前回参院選があった2013年度は1・39倍で、今年5月は1・63倍だ。英国のEU離脱判断や円高などの不安要素はあるというが、藤橋次長は「景気はゆるやかに回復。雇用も改善している」とみる。
ハローワークの建物を出てきた…