「最後の夏」に挑む双葉の松本瑠二君(左)と及川彰大君。中央はマネジャーの渡辺陽奈さん=福島県南相馬市 夏の甲子園に3度出場した福島県立双葉高校野球部が、「最後の夏」に挑む。東京電力福島第一原発から約3・5キロにある同校は来春休校することが決まっている。かつて50人を超えた部員は現在、3年生2人しかおらず、8日に始まる福島大会には3校の連合チームで出場する。 動画もニュースも「バーチャル高校野球」 福島大会の情報はこちら 「学校にとって最後の夏だとしても、プレッシャーはない。悔いのないように頑張りたい」。2日、福島大会に向けた連合チームの壮行会の会場で、松本瑠二(りゅうじ)君(18)は話した。 松本君は同県楢葉町出身。小学校を卒業した年に原発事故が起こり、避難のため中学を転々とした。2度目に転校した先には野球部がなかった。 同県いわき市の仮設住宅から近い双葉高校に進学したが、野球をするには2年のブランクが気になっていた。だが入学後、上級生から誘われてバットを握る。球を思い切り打つうちに「野球の楽しさを思い出した」と入部を決めた。 現在の部員は、松本君が連日勧誘して1年秋に入部した及川彰大君(17)と2人だけ。連合チームで練習するのは週末に限られ、平日はノックや遠投に力を入れる。打撃練習はバックネットに向かって打つ。そんな状況でも松本君は「やめたいと思ったことは一度もない。2人しかいない分、ボールにたくさん触れて成長できた」と言う。 及川君は「連合チームは少ない人数で頑張ってきたから、チームワークでは負けない」と胸を張る。 双葉高校野球部は学校創立と同じ1923年に創部され、73年夏に甲子園初出場。当時のメンバーで野球部OB会長の渡辺広綱さん(61)は「当時は人口7千人の町から甲子園に行けたと大騒ぎ。地域の誇りだった」。80、94両年の夏にも甲子園の土を踏んだ。 だが、原発事故で双葉町は避難指示区域になり、同校は一時、県内四つの高校に分かれて間借りした。2012年4月からはいわき市の私立大学のキャンパスに臨時の教室を置いている。15年、双葉など避難中の高校を集約する形で新たに県立高校が開校したのに合わせ、生徒募集を停止した。野球部は12年から連合チームとして福島大会に出場している。 渡辺さんらOBたちは元球児が集う大会「マスターズ甲子園」を目指して昨年12月、チームを結成。「いつか避難指示が解除され、双葉高校が復活するその日まで名を絶やさぬよう、OBとして甲子園に行きたい」 双葉が参加する連合チームの福島大会初戦は9日。震災前約450人いた生徒は野球部の2人を含めて11人に減った。「復活双高」の横断幕を掲げ、学校を挙げて応援する。OBたちも野球部のユニホームを着てスタンドに駆けつけるつもりだ。(茶井祐輝) |
双葉、部員2人だけの「最後の夏」 原発事故で来春休校
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