農業の豊元厚大監督(左)は、選手を派遣してくれた片倉への感謝と農業の部員へのねぎらいの言葉をかけた=ダイワハウス八王子
最後のミーティング
過去最多700試合をライブ中継 バーチャル高校野球で全試合中継の大会も
夏の甲子園、歴代最高の試合は? 投票ベストゲーム
武蔵丘・須藤崇監督
5点を追う九回裏無死満塁の好機にあと1本が出なかった。「九回は漫画のような展開でわくわくした。いいメンバーといい試合ができたこの経験を宝物にして、これからの勝負でも頑張って欲しい。やればできる。自信を持て」=9日、神宮第二
大崎・伊堂寺豊監督
六回に5失点したが、五回終了時まで文京に2―3と食らいつく。「文京の出てくる投手はあれだけの球を投げていた。これだけの試合ができたってことは、自信を持っていい。直前の練習試合からよくここまでもってきた」=9日、江戸川区
多摩・清水剛史監督
昨夏8強の日本学園に対し中盤までリード。「最後まで分からない野球ができた。悔しいけど、楽しかった。2年前は日野高校から派遣してもらっての出場。どんどん仲間が増えた野球部だった。大好きな君たちと野球ができてうれしかった。ありがとう」=10日、上柚木公園
学芸大付・菅野晃監督
一回に一塁手の榊原壮太主将が邪飛好捕とフェンス激突で負傷退場するも、エースが13奪三振の好投。「主将のために、自分たちの試合をしようという気持ちが伝わった。3年生はバトンを託し、1・2年生は3年生が引退後も来てくれるようなチームを作ろう」=10日、町田市小野路
大東大一・宮城智行監督
相手投手の速球と切れのよい変化球を捉えきれず、散発の7安打に終わった。「何もしてあげられなくて、謝ることしかできない。みんな最後まで堂々と戦ってくれた。この経験を胸に、また一から努力してほしい」=10日、神宮第二
戸山・小泉重雄監督
明大中野に小刻みに得点を許し7回コールド負け。「悔しい。勝負ごとだからしょうがないけど、3年生がやってきた2年半は甲子園で優勝するチームと一緒。間違いなく君たちは野球を頑張って、いい大人になった」=11日、明大
本郷・小川均監督
盗塁や連打で再三得点圏に走者を進めたが、あと1本が出なかった。「点差ほど力の差はない。チャンスでバッターボックスに立てるのは1人。そこで力を発揮できるかどうかだ。力をつけることではなく発揮することを教えられなかった」=11日、神宮第二
深沢・佐藤淳史監督
選手12人で臨んだが、五回コールド負け。「1、2年生はまだ未熟な部分が多いので、しっかりと鍛えて、秋に臨んでほしい。3年生はお疲れさま。今まで3年生に頼りっきりだった。後輩のためにももう少し、面倒を見てね」=11日、府中市民
農業・豊元厚大監督
片倉の5人の派遣を受ける。安打や四球で出塁するも進塁を焦り刺殺される場面が多く、コールド負け。「片倉のみんな、ありがとう」の言葉とともに「あれだけ走塁の練習をしたのに、これが公式戦の怖さ。チームは今日で解散だが、そのことを後輩に伝えていって欲しい」=11日、ダイワハウス八王子