三回表阪神2死一塁、今季14号となる本塁打を放つゴメス=時事
(7日、阪神6―0巨人)
強く、高く。やっと打球が上がってくれた。
阪神のゴメスは「打った瞬間、ホームランと分かった」。三回2死一塁、外角直球を右中間へ飛ばす。打球の行方を眺めながら、ゆっくり、かみしめるようにベースを回った。
久々すぎる一発だ。今季14号は、5月26日のヤクルト戦以来の一発。主砲には実に126打席も本塁打がなかった。その間は7打席連続三振を喫して先発を外されることも。金本監督も「何年ぶりか、みたいなホームランだな」と冗談交じりに言った。
育てながら勝つ――。監督がそう宣言してスタートした「超変革」だが、シーズン半ばを過ぎて最下位という現実。思うように勝てないのは、「大前提」として計算していた主力の働きが物足りないからだ。
福留、鳥谷、そしてゴメス。監…