ベルギーで開かれた国際大会に出場し、満足そうな表情を浮かべたケンブリッジ飛鳥(左)と飯塚翔太
開幕まで3週間に迫ったリオデジャネイロ五輪を前に、陸上の日本代表が欧州を転戦している。6月末の日本選手権の男子100メートルを制したケンブリッジ飛鳥(ドーム)、200メートル優勝の飯塚翔太(ミズノ)が13日、ベルギー・リエージュで100メートルに出場した。
特集:リオオリンピック
レースは9秒86の自己記録をもつキーストン・ブレドマン(トリニダード・トバゴ)が10秒26で優勝。ケンブリッジが10秒30の2位で、飯塚は10秒36で3位に続いた。タイムは良くないが、2人とも笑顔だった。
国際経験の蓄積が一番の目的だ。「海外遠征は2年ぶり。得意な後半でどこまでやれるか試したかったけど、思った通りに走れた」とケンブリッジ。16日には元々の得意種目である200メートルを走り、自信を深めてリオに乗り込む計画だ。
腕試しの意味もある。飯塚は1…