壮行会で決意表明をするリオ五輪女子レスリングの代表選手たち。(左から)53キロ級の吉田沙保里、58キロ級の伊調馨、63キロ級の川井梨紗子、48キロ級の登坂絵莉、69キロ級の土性沙羅、75キロ級の渡利璃穏の各選手=16日午後、名古屋市中区栄4丁目、戸村登撮影
リオデジャネイロ五輪の女子レスリング代表は6階級すべて、愛知県大府市の至学館大の学生か卒業生だ。16日、名古屋市で壮行会が開かれ、集まった約1300人を前に、女子で史上初の4連覇を目指す吉田沙保里(33)、伊調馨(32)の両選手ら6人全員が金メダル獲得を誓った。
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4回目の五輪で、日本選手団主将を務める53キロ級の吉田選手は「5人の後輩たちと全員で金メダルを取りたい」と決意を述べた。58キロ級の伊調選手が「さらっと金メダル、取ってきます」と宣言すると、会場からは大きな拍手があがった。
他の4選手は初めて五輪の大舞台に臨む。世界選手権3連覇中の48キロ級の登坂絵莉選手(22)は「オリンピックには魔物がすむというが、沙保里さんから『魔物とは自分のこと』と聞いている。強い意志で金メダルを取って帰る」。両親がレスリング選手だった63キロ級の川井梨紗子選手(21)は「オリンピックは自分だけが夢見た舞台ではない。絶対優勝する」と話した。
また、69キロ級の土性沙羅選手(21)は「けがに気をつけ、重量級初の金メダリストになれるよう頑張る」、75キロ級の渡利璃穏(りお)選手(24)は自らの名前にかけて、「りおはリオで金を目指して頑張りたい」とそれぞれ抱負を述べた。(山本亮介)