2回無失点と好投した全セ先発の石田=竹花徹朗撮影
(16日、プロ野球オールスター戦 全パ5―5全セ)
全パと全セ、5―5で引き分け MVPはハム大谷 球宴
DeNAの3人が本拠・横浜で投打に躍動した。
先陣を切ったのは初出場の石田だ。一回に投じた24球のうち変化球は1球。「直球中心で押せた」。オリックスの糸井、西武のメヒアから連続三振。二回も日本ハム・大谷から3者連続となる見逃し三振を奪い、2回無失点。先発の大役を果たし、「球宴のマウンドでやりたかったことはできた」。
セの4番に座った筒香もバットで期待に応えた。二回。横浜高の先輩、ロッテの涌井が投じた初球の139キロを捉え、弾丸ライナーを右翼席前列に突き刺した。「絶対に直球で来ると思い、初球からいこうと決めていた」。球宴では2010年の山崎武司(楽)以来となる2試合連続本塁打を放った。
九回は抑えの山崎康が登板。90キロ台の遅いナックルボールを2球披露してファンを沸かせ、2奪三振、無失点でぴしゃりと締めた。
前日に最優秀選手に選ばれた筒香は、この日も敢闘賞。「本拠地のファンの大歓声のおかげで打つことができた」と感謝した。