この夏は六つ子と佐賀で遊ぼう――。人気アニメ「おそ松さん」の主人公、六つ子のパネルを巡るスタンプラリーなどが、佐賀県唐津市で２５日から８月２８日まで開かれる。同県と「おそ松さん」とのコラボ企画「さが松り～佐賀も最高！！！！！！」の一環。２コースが市内に設けられ、スタンプを集めると、「認定証」や描き下ろしの非売品ポスターがもらえる。

コースは自然が満喫できる３カ所を巡る「虹の松原コース」と、唐津城や旧唐津銀行など６カ所を巡る「唐津城下町コース」。両コースは六つ子のイラストが入ったラッピングバスで結ばれる。認定証はコースごとにあり、それぞれ３カ所を巡るともらえる。

ポスターはＡ２判で、城下町コース全６カ所を巡るともらえる。おそ松が威勢のいい唐津くんちの曳子（ひきこ）姿だったり、「自意識高め」のチョロ松が作務衣姿で唐津焼のろくろに向かったり、トド松があざとく可愛い佐賀牛のコスチュームを着ていたり。キャラのイメージに沿った姿で描かれている。

期間中、ＪＲ唐津駅前の商店街にコラボグッズを売る「さが松マート」が出店。六つの飲食店で唐津の特産品を使ったコラボメニューの提供も予定される。初日の２５日午前１０時半からは、同市新興町の唐津市ふるさと会館アルピノホールで六つ子の着ぐるみが登場するイベントが開かれる。

「おそ松さん」は、故赤塚不二夫さんの漫画「おそ松くん」を原作としたアニメ。佐賀県内に虹の松原など「松」のつく名所や名物がある縁でコラボ企画が実現した。県広報広聴課の担当者は「予想以上に反響があり驚いている。おそ松さんを通じて佐賀の魅力に触れてもらえれば」。

詳細は公式サイト（

http://sagaprise.jp/sagamatsuri

）で。サイトでは山口祥義知事が登場人物のイヤミ顔負けの「シェー」ポーズを披露している。（黒田健朗）