自転車通行ゾーンの表示のイメージ
車道上で自転車が通行するゾーンが一目でわかるよう路面表示が統一されることになった。国土交通省と警察庁がガイドラインを改定し、19日公表した。自転車が安全に車道を走れる環境を整える目的。それにより自転車に車道通行の原則を守ってもらい、歩行者との事故を防ぐ狙いもある。
国交省と警察庁は2012年に策定したガイドラインで、自転車が通行するゾーンについて、交通量が少なく車の速度が時速40キロ以下の場合、車道の一部に色や印をつけて表示するよう目安を示した。しかし表示が地域によって異なるため、混乱を招くなど安全上の懸念があるとして、今回の改定で統一した。
統一表示では、青系色の矢羽根型マークと白系色の自転車のマークを併用し、車道の端に配置する。矢羽根型マークは少なくとも10メートルごとに表示し、夜でも車から見えやすいよう縁を白くするなどの工夫をする。今後、各市区町村が「自転車ネットワーク計画」をつくって整備する。
道路交通法上、自転車は原則、…