誤認起訴された2人は21日、弁護人を通じてコメントを寄せた。全文は以下の通り。
東京地検、誤認起訴認める 傷害事件の公訴取り消し
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■貿易会社経営の男性(39)
本当につらい経験でした。長い時間家族にも会えず、仕事もできなくなり、何度もあきらめそうになりました。二度と同じようなことが起きないようにしてほしいと思います。
警察や検察の一方的な思い込み捜査や判断で、いままで普通の生活をしてきた一般の人も、そして、その家族全員の人生が狂わされることになってしまいますから。いまは真実が明らかになり安心していますが、振り返ればとても怖いことだと思っています。
今回ドライブレコーダーを発見し、真実を明らかにしてくださった弁護人、私を信じて支えてくれた家族、会社の従業員、みんなに感謝しています。
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■不動産会社経営の男性(47)
2年以上前の、全く身に覚えのない事件を理由に突然逮捕され、3カ月以上も身柄を拘束されました。
逮捕された後、警察の方に「事件当日の繁華街の防犯カメラの映像を調べ、一緒にいた友人から話を聞いてほしい。そうすれば自分が犯人でないことがわかるから」と訴えましたが、取り合ってもらえませんでした。
検察官であればわかってもらえ…