民主党大会初日の様子=25日、米ペンシルベニア州フィラデルフィア、ランハム裕子撮影
米大統領選の民主党全国大会が25日夕(日本時間26日午前)、ペンシルベニア州フィラデルフィアで始まった。26日にクリントン前国務長官(68)を党大統領候補に正式指名する。大会初日はクリントン氏のライバルだったサンダース上院議員(74)が演説し、共和党候補トランプ氏の打倒を訴え、「クリントン氏が次期大統領にならなければならない」と団結を呼びかけた。
特集:米大統領選挙2016
サンダース氏は演説で、「トランプ氏は次々と人々を侮辱している」と批判した。「予備選ではクリントン氏と異なる主張だったが、教育の向上に革命をもたらすことで一致した」と述べ、一定の年収以下の家庭は公立大の授業料を無償にすることで合意したと強調。「米国を変革するために政治革命を始めたが、革命は続く」とし、本選に向け、クリントン氏支持を呼びかけた。
ただ、党大会前に党全国委員会幹部がクリントン氏に肩入れしたメールが暴露され、党は25日、サンダース氏と支持者に謝罪する声明を発表。会場ではサンダース氏の演説中、「サンダース氏しか支持できない」と叫んだり、涙を浮かべたりする代議員もいた。
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