植松聖容疑者が衆院議長公邸に持参した手紙の文面。「障害者470名を抹殺することができます」などと書かれている=時津剛撮影
捜査関係者によると、植松容疑者は今年2月15日、東京都千代田区の衆院議長公邸を訪ね、土下座で頼み込んだうえで大島理森議長にあてた手紙を渡していた。手紙は「私は障害者総勢470名を抹殺することができる」として、今回の事件を示唆するかのような内容だった。
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手紙は「標的」にやまゆり園を含む2施設を挙げ、「作戦」として、夜間に事件を起こすことや結束バンドで職員の動きを封じること、事件後は自首することなどを記していた。いずれも事件時の実際の行動と同様の内容だ。
手紙では障害者について「車イスに一生縛られている気の毒な利用者も多く存在」するとし、「私の目標は(知的障害と身体障害など、複数の障害がある)重複障害者の方が家庭内での生活、及び社会的活動が極めて困難な場合、保護者の同意を得て安楽死できる世界です」などと自分勝手な考えを示していた。手紙は衆院側から警視庁に提出され、神奈川県警に渡された。
神奈川県や相模原市によると、…