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容疑者宅から大麻 違法薬物の影響焦点に 相模原殺傷

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献花台に花を手向けた男性は、しばらく泣き続けていた。かつて、同施設に通っていたという=28日午後4時28分、相模原市緑区、北村玲奈撮影


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19人が死亡した相模原市緑区の障害者施設「津久井やまゆり園」の事件で、逮捕された植松聖(さとし)容疑者(26)宅にあった植物片は大麻だった。言動が異常さを増した背景には何があったのか。以前は障害者への優しい言葉も語っており、戸惑う人もいる。違法薬物の影響があったかどうかの見極めが、捜査の焦点の一つになっている。


17人は首を刺され失血死 相模原の事件、殺意裏付けか


特集:相模原の殺傷事件


植松容疑者は、事件の前日にも不審な行動を起こしていた。


「開店前から、無施錠で鍵がついたままの車がある」。神奈川県警によると、25日朝、事件現場から東に約10キロ離れたファストフード店からそんな通報があった。津久井署員が駆けつけたところ、黒いセダンタイプの乗用車が駐車場に斜めにとまっていた。ナンバーから所有者を調べ、植松容疑者の親を通じて連絡。昼過ぎに植松容疑者本人が署に車を取りに来た。車を放置した理由を問うと、「用事があった」と答えたという。この車は、翌日の事件時の移動に使われた。


約5カ月前。県警や県によると…



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