覚醒剤取締法違反罪に問われ、懲役2年6カ月執行猶予4年の判決が確定したプロ野球の清原和博元選手(48)に対し、警視庁は29日、運転免許を180日間停止する処分を出した。
清原元選手は5月、東京地裁の判決で、「覚醒剤への依存性は顕著かつ深刻で、常習性も強い」と指摘された。道路交通法は、交通死傷事故を起こした▽病気や認知症、アルコールや薬物中毒――のほか、「著しく道路における交通の危険を生じさせるおそれがある」時にも、免許を停止する処分を出すことができると定めている。警視庁は判決内容を踏まえ、清原元選手の処分を決めた。
今回の処分には、交通事故を起こす可能性がある運転手を道路上から排除していく狙いがある。警視庁は今後、薬物事件で立件された人への免停処分を強化する方針だ。
道交法は、薬物の使用などで事…