市内の海岸で、ジカ熱を気にすることなく水着姿でくつろぐ人たち=6日、ブラジル・リオデジャネイロ、諫山卓弥撮影
ブラジルなど中南米を中心に流行しているジカウイルス感染症(ジカ熱)も、訪れる外国人を不安にさせてきた要因の一つだ。妊娠中の女性が感染すると小頭症の子が生まれる可能性が高まるとして、世界的に懸念が高まった病気だ。
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だがリオの街では、ジカ熱を警戒する人の姿はほとんど見られない。コパカバーナビーチで観光客にチョコレートを売る女学生のカリニ・ホシャさん(20)は毎日半袖のTシャツにビーチサンダル姿。「感染の心配はしていない」と笑う。
ロンドンからやってきた英国人女性イマジン・エベレストさん(19)は「ブラジルに来る前の方が心配していた。来てみて問題がないと思うようになった」。持ってきた虫よけスプレーも使っていないという。
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