埼玉県加須市では市職員が早速、スポーツクライミングの正式種目決定を祝う横断幕を市役所に張り出した=4日午前、加須市、坂本進撮影
「祝正式種目決定 クライミングのまち かぞ」。埼玉県加須市は4日朝、市役所に横断幕を張った。
東京五輪、野球・ソフトなど5競技18種目の追加決定
市は、04年の国体でクライミング競技の会場になった際、市民体育館に高さ13メートルの可動式のクライミングウォールを4面設置。3度のワールドカップや国内の主要大会を開いてきた。
クライミング教室も開催しており、市出身選手がアジアユースジュニア大会で優勝したこともある。昨年度の利用者は、国体前の約4倍の年間9千人。市の担当者は「クライミングのおかげで市内外で交流の輪ができた。東京五輪でさらに広げたい」と話す。
大橋良一市長は「これまでクライミングを通して多くの人が加須を訪れた。クライミングで街をますます発展させていきたい」と話した。五輪キャンプ地の誘致活動をするという。
国際オリンピック委員会(IO…