会見に臨む中日の谷繁元信監督=9日午後3時36分、名古屋市東区のナゴヤドーム、細川卓撮影
プロ野球・中日は9日、ナゴヤドームで記者会見し、成績不振を理由に谷繁元信監督(45)を休養させると発表した。事実上の解任となる。後任の監督については未定で、今季の残りの試合は森繁和ヘッドコーチ(61)が指揮を執る。
谷繁監督は今季3年目。選手兼任だった2014年は4位、15年は5位とBクラスに甘んじた。昨季限りで現役を引退し、専任監督となって臨んだ今季も、8日現在で104試合を終えて43勝58敗3分け。特に、7月18日からの後半戦は4勝13敗と苦戦し、最下位に沈んでいた。
佐々木崇夫・球団社長は「結果がすべて。監督に一定のけじめをつけてもらうべく休養をお願いした」と説明した。そのうえで、「低迷には球団にも責任がある。監督の休養を全球団職員がきちっと胸に刻んでほしい」と話した。