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沖縄の分断、映すメディア 「事実」めぐり地元紙を批判

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「みる・きく・はなす」はいま


4月23日、沖縄県沖縄市。コミュニティーFMラジオ局「オキラジ」から女性の声が流れた。


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「みる・きく・はなす」はいま


「中国の侵略と琉球独立が進行中。地元新聞マスコミを含む左翼活動グループが主体です」「沖縄県の反戦平和運動はほとんどが偽物で、革命運動をカムフラージュするものです」


月曜午後の生放送「沖縄防衛情報局」では、冒頭からこんな言葉が語られる。


出演するのは「琉球新報、沖縄タイムスを正す県民・国民の会(正す会)」メンバーら。オキラジから週1回1時間の枠を買って放送。番組内では地元紙の記事を読み、批判する。


コミュニティーFMの放送範囲は市町村単位。オキラジの運営は社員1人とアルバイト3人だ。内容は音楽情報が多い。


情報局は2016年に沖縄県宜野湾市のコミュニティーFM局で始まり、県内の那覇市や浦添市、本部(もとぶ)町・伊江村に広がった。オキラジでは昨年始まった。社員の石川丈(たけし)さん(37)は「他局から紹介され、内容はその後に知った」と言う。


コミュニティーFMは「政治的に公平であること」「事実をまげないこと」を定めた放送法の順守を求められる。


オキラジによると、昨年秋、批判があると情報局側に指摘し、「放送倫理にのっとった放送をする」との誓約書を受け取った。さらに誤った情報を流さないこと、差別用語を使わないことを文書で全番組に要請した。しかし、石川さんは「強く改善を求めても、直さない理由を説明される。僕も調べるが、差別か差別でないか、正しいのか正しくないのか、わからなくなる」と戸惑う。


総務省沖縄総合通信事務所は「…



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