八回に逆転され、市戸(左)と交代するクラーク国際の平沢津=阪神甲子園球場、林紗記撮影
(12日、高校野球 聖光学院5―3クラーク国際)
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好投していたクラーク国際の平沢津が八回に突如崩れた。
先頭に四球を出すと、中前安打、さらに自身の失策で無死満塁に。続く小泉に初球を左中間に運ばれ、逆転の3点三塁打とされた。「長打を警戒していたが、球威が落ち、球も甘くなった」。さらに犠飛で、この回一挙4点を失った。
高校入学後に投手に転向。右横手からコーナーに投げ分ける投球で七回までは2安打1失点に抑え、持ち味を十分に発揮した。「悔しさとやりきった気持ち、半々です」。笑顔を交えながら、はっきりと語った。
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●安田(ク) 3安打2打点の活躍。「投手のトラ(平沢津)を楽にしてあげたかった。いい試合が出来て、夢のような時間でした」
●佐々木監督(ク) 創部3年目で出た甲子園は惜敗。「残念だけれど、初出場でよくやった。よく11本もヒットを打った。振ってきた成果は出せた」