五輪開催中のリオデジャネイロで、強盗やひったくりの瞬間を撮った映像がユーチューブに投稿され、話題になっている。実際に被害は相次いでおり、「リオの泥棒の攻撃は、素早く、高く、強い」など、五輪にかこつけて報じるメディアもある。
リオオリンピック
日本、きょうもメダル 第7日まとめ
「こんな風にリオの観光客は狙われる」と題したユーチューブの映像は、約12分間。男性が自転車に乗った少年に携帯電話をひったくられたり、停車したバスに飛び上がって窓ガラスを割り、客の荷物を奪ったりする少年など27の場面が紹介されている。これまで130万回以上の閲覧があった。
実際に選手やコーチ、政府高官や記者たちも五輪期間中にねらわれている。ポルトガルの教育相はイパネマ海岸の近くで、ナイフで脅されて金を盗まれた。ギリシャの政府高官も、1万1千ドル相当の荷物を盗まれた。中国人の選手は、ホテルのロビーで酔ったふりをした男に吐きかけられ、体を洗いに行ったすきに荷物を盗まれたという。(リオデジャネイロ=平山亜理)