唐沢寿明さん=東京・渋谷、家老芳美撮影
NHK朝の連続小説「とと姉ちゃん」(月~土曜朝8時)で、唐沢寿明さんが演じる花山伊佐次は、いつも怒っている鬼編集長。一方で女性の気持ちを理解したいと、スカートで出勤することもある変わり者だ。
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■「完璧な人は付き合いにくい」
――演技で意識していることは?
変わってるな、ということを表現するために、アドリブを多少入れている。あまり足し算は好きではないが、そうしないと成立しないので。
――アドリブについて、共演者の反応はどうですか?
高畑充希ちゃんは、勘がよくて、常子の雰囲気でついてくるから怖い。ヒロインに選ばれるだけのことはあるよ。次女の鞠子(相楽樹)なんかは素で笑ってて、よくあれでOKカットになったなと思うよねえ(笑)。他の子も楽しんでやっています。あきれているけど。どの現場でも僕はたいてい同じで、基本的に台本通りやろうとは思っていない。
自分で受けた仕事に関しては、…