山梨学院―いなべ総合 五回表山梨学院2死一、三塁、滝沢は左翼線に2点適時二塁打を放つ。捕手渡辺雄=内田光撮影
(14日、高校野球 いなべ総合7―2山梨学院)
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山梨学院は滝沢が主将らしくプレーで引っ張った。
1点を追う五回2死一、三塁、「チームを勢いづけたい」と初球の外角直球を左翼へ2点二塁打。一時、逆転した。
清峰(長崎)を選抜優勝に導いた吉田監督のもと、冬場は下半身強化のために丸太をかついでダッシュするトレーニングを積んだ。「毎日地獄だった。でもみんなが背中を見てると思いやってきた」。5点を追う九回2死からも三塁線を破る二塁打で意地を見せ3安打2打点。「何回も校歌を歌いたかったけど、力は出し切った。悔いはない」
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●吉田監督(山) 「八回に点が取れず、その裏の相手はいい打順だった。ここが勝負と思ったが。もう少し早く好機で1本出ていれば違う展開だった」
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●吉松(山) 「真っすぐで押せていたので自信になった。四球をきっかけに失点したので、気をつけないと」。先発した2年生は敗戦にも収穫あり。
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●栗尾(山) 八回に崩れる。「1失点までならと切り替えようとしたが、力が入った。一番大事な場面で踏ん張れず、3年生に申し訳ないです」