体を大きく揺らして指揮する小澤征爾さん=18日午後8時36分、長野県松本市のキッセイ文化ホール、横川結香撮影
長野県松本市で開かれている国際音楽祭「セイジ・オザワ松本フェスティバル」(OMF)で、世界的な指揮者でOMFの総監督を務める小澤征爾さん(80)が18日夜、今年のOMFで初めてのキッセイ文化ホールの舞台に立ち、約40分の熱演を披露した。
小澤征爾さん「プレッシャーも」 松本フェス25回目
OMF実行委員会によると、小澤さんは今春の欧州公演で体調を崩した。体重が激減し、現在も体調が万全ではないという。
小澤さんの体力が十分に回復していないとして、この日の演奏曲もブラームスの交響曲第4番から体への負担が少ないベートーベンの交響曲第7番に変更された。演奏中も楽章の間に休憩を取るなどしていたが、全身を大きく振るわせる迫真の指揮で約2千人の観客を沸かせた。
公演後の打ち上げパーティーで…