「神の舌を持つ男」に出演 木村文乃さん=関口達朗撮影
TBS系で放送中のドラマ「神の舌を持つ男」(金曜夜10時)で、木村文乃さんは、2時間サスペンスドラマが好きな古物商の甕棺墓光(かめかんぼひかる)を演じている。向井理演じる、舌の上にのせたものの成分分析ができる朝永蘭丸、佐藤二朗演じる正体不明の宮沢寛治とともに、謎の温泉芸者ミヤビ(広末涼子)を捜す旅に出ている。
■「ぶっ飛んだ役柄、悩みながら」
――ロケ地は全国の温泉地、楽しめましたか?
楽しむ余裕はあまりなかった。とにかく撮って撮って撮って、とやらないと、日や時間の都合と追いかけっこしていた感じです。
――光の役柄は奇想天外。どのように役作りしたのでしょうか?
最初からハードルが高くて。どちらかというとおもしろくない人間なので、どうやって突き抜けたらいいかなというのが難しかったと思います。堤(幸彦)監督とは以前一度仕事をしていて、もう一度どこかでご一緒できたらと思っていました。こんなに早く出演の話をいただいてうれしい半面、いきなりぶっとんだキャラクターで、「なぜ私だったんだろう? どうしていいやら」と、ずっと悩みながらやっていました。監督は「僕は見抜いていたんだ」って言っていましたが。ただ、やるとなったら気にせずやるだけです。
――光のキャラクターは作り込んでからロケに挑まれた?
いえ、あまり作り込んでガチガ…