日本外務省は17日、トルコの首都アンカラ中心部と近郊のエセンボア空港に対し、レベル1(十分注意)の危険情報を出した。トルコでは昨夏から爆破テロが頻発。アンカラは3件の爆破テロで計169人が死亡し、死傷者数は突出して多かったが、危険情報は出ていなかった。
アンカラ中心部では昨年10月、鉄道駅前で連続爆破テロが起き、103人が死亡。治安当局は過激派組織「イスラム国」(IS)の犯行と断定した。今年2月には官庁街、3月には繁華街で自動車爆弾テロが起き、それぞれ29人と37人が死亡。両テロでは少数民族クルド人の武装組織「クルディスタン解放のタカ」が犯行声明を出した。
今回の危険情報では、アンカラにはテロの標的となりうる軍や治安当局の本部、政府機関、各国大使館、観光施設などが多数あり、「テロ発生に警戒する必要がある」としている。
アンカラ在住の日本人男性は「…