熊本などでの一連の地震で観測された震度1以上の地震の回数が20日午前、2千回(速報値)に達したと気象庁が発表した。前震が起きた4月14日夜以降のもの。余震は減少しているが、19日にも阿蘇地方で最大震度4を観測している。
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熊本地震と同様に内陸の活断層で発生した主な地震を、今回とほぼ同じ4カ月間に観測された震度1以上の回数でみると、1995年の阪神・淡路大震災(マグニチュード7・3)が320回、2004年の新潟県中越地震(マグニチュード6・8)が922回。
熊本地方気象台によると、阪神大震災当時は観測地点が少なかった。担当者は「単純に比較できないが、熊本は活動が活発で範囲も広いため、余震が多い」と話している。
政府の地震調査委員会は7月、…