話せなくてもきっと怖かった 相模原殺傷、入所者を思う——贯通日本资讯频道
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話せなくてもきっと怖かった 相模原殺傷、入所者を思う

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谷口久美さん


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相模原市の障害者施設「津久井やまゆり園」の事件後、無事だった入所者について、「重度障害者だから、事件の怖さを理解していないのではないか」と話す人が、記者の中にもいた。川崎市重症心身障害児(者)を守る会事務局長の谷口久美さん(69)は、「重度障害者は話せないだけで、うれしいことも怖いことも、分かっています」と話す。


谷口さんが長女の美恵子さん(41)について、「おかしいな」と思ったのは生後7カ月目。お座りなど、年子の兄が出来たことが、どれも出来なかったことからだった。


美恵子さんが1歳になったころ、東京・世田谷に全国重症心身障害児(者)を守る会を訪ね、故・小林提樹医師に診察してもらった。1961年に日本初の重症心身障害児施設の園長となった人物だ。小林医師は「すべてが未熟なので、一つひとつ埋めていきましょう。頑張れば、養護学校に行けるかもしれない」と言った。


美恵子さんは療育施設などを経て、川崎市の中原養護学校を卒業。2005年から麻生区の施設で暮らしている。「みんなが普通にできることを、障害児は時間をかけてできるようになります。大変だからこそ、出来た時の達成感は大きい。育てていれば、障害があっても無くても子どもはかわいく、そこに差はありません」


谷口さんは今、週に2回施設に出かけ、昼食の介助をしたり、散歩をしたりして、4時間ほどを過ごしている。美恵子さんは母親の顔を見ると、にこっと笑いかけてくるという。


「好きな先生、好きなお友達が…



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