「近所で発砲、信じられない」 和歌山で4人死傷——贯通日本资讯频道
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「近所で発砲、信じられない」 和歌山で4人死傷

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発砲事件があった現場付近に集まった報道陣=29日午後0時6分、和歌山市塩屋、内田光撮影


住宅街の一角で突然、銃声が響いた。29日朝に和歌山市の土木建築会社で4人が撃たれた事件。このうち1人が死亡し、1人が意識不明の重体、2人が重傷という。発砲したとみられる男は逃走中で、まもなく2学期が始まる地域に衝撃と不安が広がった。


拳銃で撃たれ1人死亡、3人重傷 40代男逃走 和歌山


「サイレンの音が聞こえて外を見ると、パトカーや救急車が何台も集まってきました」。現場近くに住む自営業の男性(78)は取材に対し、事件直後の状況を振り返った。「こんな近所で発砲事件があるなんて信じられない」


発砲事件が起きた土木建築会社「和大(わだい)興業」は、JR和歌山駅から南西に約3キロ離れた住宅街の一角にある。近くには商店やマンションなどが立ち並ぶ。法人登記簿によると、和大興業は1979年に設立され、2008年に和歌山市内の別の場所から今の場所に本店を移転した。


和大興業の従業員と年始のあいさつをするという男性(62)は「会社事務所には4、5人がいましたが、物騒な話を聞いたことはありません。こんなことが起きるとは思わなかった」。事件の後、現場に近づこうとして警察官に止められたという近所の女性(54)は、警察官の問いかけに泣きながら答える女の人の姿を見かけたという。「近所は以前、空き巣があったぐらい。普段は事件など起きない静かな所なのに……」。女性は不安そうな声で語った。


現場近くの斎場関係者は「発砲音は聞こえなかったが、警察から『犯人がまだ捕まっていないので外を出歩かないように』と言われました」と話していた。


事件を受け、大阪府警は午前10時から午後1時半ごろまで、和歌山県と隣接する泉南署と泉佐野署の管内に緊急配備を敷いた。


■保護者らに警戒呼びかけ


まもなく2学期が始まる教育現場も事件への対応に追われた。


和歌山市教育委員会によると、同市内の公立小中学校、幼稚園は9月1日から2学期が始まることになっている。一方で、夏休み中でも学童保育や部活動などで登下校する児童や生徒がいる。市教委は29日午前、学校園の関係者や保護者へ一斉メールを送信。事件について連絡するとともに、各家庭で安全に気をつけるよう促した。


現場から約700メートル北西の市立高松小学校は「外出をしない」「鍵をかける」と求めるメールを児童・保護者へ送った。西川厚子校長は「雨が降っていたので近くの川沿いで遊ぶ子もいなかっただろう。晴れた日だったらと思うと……」と取材に話した。


私学を所管する和歌山県文化学術課も全ての私立の小中学校、高校、幼稚園などにファクスや電話で注意を喚起した。


現場から約600メートル北西の私立「みどり幼稚園」は29日、雨の影響で休園だった。事件に関する情報は午前9時半ごろに警察などから提供され、園児約220人の保護者らに伝えたという。石黒悦子園長は「たまたま休園で、大きな混乱はありませんでした。早く解決してほしい」と語った。



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