大きな声で校歌を歌う児童たち=22日午前、熊本県益城町、福岡亜純撮影
熊本地震で被害を受けた熊本県益城町の小中学校が22日、新学期を迎え、子どもたちが笑顔で登校した。地震の影響で授業ができなかった期間があったため、夏休みは1週間遅く始まり、1週間早く終わった。
特集:熊本地震
広安西小学校では、18日まで避難所になっていた体育館で始業式を開いた。入り口からは、阪神淡路大震災を経験した兵庫県の小学校から「復興の象徴に」と贈られた種を植え、避難者が育てて咲かせたヒマワリの花が見えた。
井手文雄校長(59)は児童に「復幸」という言葉を紹介し、「道路を直すのは大人の仕事でも、元気を広げることは君たちにもできる。元気なあいさつをする。それがみんなの力になる」と語りかけた。6年の松岡佑弥君は「また地震が来るかもって不安があるけど、みんなに会えて安心した」と笑顔を見せた。
町内では住宅5500棟以上が…
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