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「転覆の記憶、生々しい」減る出漁 対馬沖事故から1年

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豊玉町漁協の本所がある千尋藻漁港。出港準備の頃合いだったが、人影は少なかった=8月29日、長崎県対馬市(船名をぼかしています)


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長崎県対馬市沖でイカ釣り漁船5隻が未明に転覆し、3隻の5人が死亡した事故から1日で1年となった。出漁前に予想できなかった「竜巻のような」強風としけに襲われたのが原因とされる。漁業関係者や気象庁、海上保安庁はこの1年、再発防止にどう取り組んできたのか。


8月29日午後、対馬東岸の千尋藻(ちろも)漁港。台風10号の影響で吹き荒れた風雨は朝までにやんだ。イカ漁に向けた準備が始まっている頃合いだが、無人のままの漁船が目立つ。竜巻への警戒の目安となる雷注意報は27日に出され、29日未明に解除されていた。だが、豊玉町漁協の原田義治組合長(72)は「多くの船は今日も出漁を控えると思う」。


事故当時、対馬の北東海域には16隻が出漁していた。このうち12隻は豊玉町漁協の所属船で、3隻が転覆して3人が亡くなった。別の2漁協の2隻も転覆し、2人が死亡した。


原田組合長は「事故の記憶が生々しく、慎重になっている」。その分、明らかに漁獲は減っていると言った。


国の運輸安全委員会が3月に発…



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